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春山登山展　2011　について

今年で3回目となる「春山登山」のテーマは、
「新潟の春がもっと楽しくなりますように」。

東日本大震災の悲惨な天災と原発関連の出来事で、
個人としてできること、hickory03travelersとしてできること、を長い時間をかけて、もやもや考えていました。

無力な自分となんとなく不安なこれからのことを漠然と思いつつ
なかなかすっきりしないまま日が経ち、展覧会を開催することは決めたものの
まだもやもや。

「自分達は元気なのだからいつものように元気でいよう」とも、
なかなか思えない日々。

、、、だったのですが、家族が被災したという知人や
hickory03travelersでバイトをしてくれていた実家が郡山の
マシコさんと話をする中で、ちょっとずつもやもやが取れてきました。

僕たちができることは「なんとなくもやもやすること」ではなく、
自分達が、できることをすること。その積み重ね。

そう考えると、
私達にできることの１つは、今生きている日常に感謝し、
１人でも多くの方に楽しんでもらえる「作品や場」をつくること。
だったな、と。

まずは、目の前の「新潟の春が楽しくなりますように」。

日常のありがたさを感じ、感謝すること。
1人での多くの人が日常を楽しめるように。
そういう気持ちも込めて主催者として「春山登山展」を開催します。


いつもの新潟のみなさんも、初めて方も、作家さんの知人の方も、
新潟市体育館に避難してきている人もみんな、みんなお越し下さい。

「アートの力で！！」というと大げさな気もしますが、hickory03travelers含め
19組の若手作家の作品が何か気持ちを変える良いきっかけになれば嬉しいです。

初参加の県外からの招待作家が4組､
ヒッコリーと県内作家が12組、
公募でご参加いただいた方３名を５会場で展示します。

会場は、上古町の細野医院、広くなったヒッコリーの２階、日本海タワー、イタリアンレストランLIFE、築100年の蔵付町屋ギャラリー蔵織。
空間も新潟の街もあわせてのんびりお楽しみください。

会場でお会いできるのをたのしみにしております。

春山登山企画　　迫一成（hickory03travelers）

昨年の春山登山展2010について